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2008
Jun 26 |
AM6:47
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この前の日記に、うわあ十日ぶりだ! と書いたら、今度は十一日ぶりでございます。すみません、すみません、すみません。
このところ日記が間遠になりがちなのは、ヤバイからです。 何がって、仕事がです。 来月一日にはアメリカへ発つというのに、まだ週刊文春連載の『W/F ~ダブル・ファンタジー』を最後まで書きあげていないし、おまけに某大先生が昔お書きになった小説の、文庫(復刊)解説の仕事まで舞いこんできた。御自らのご指名とまで言われたら、こ、こ、断るに断れないじゃないの~っ (>_<。) さらには、29日の日曜日に、姪っ子が町田の教会で婚約式をするという。仲良し兄貴からのたっての頼みじゃ、行かないわけにいかないじゃないの~っ (^~^) というわけで、かなりテンパッてます。 の割に、突然ですが、ほんとに突然ですが、またまた引っ越しを画策中だったりする。 きっかけは、今住んでいるマンションのすぐ上に位置する空き部屋の家賃が、うちより6、7畳広いのに5万円以上も安い、という驚愕の事実を知ったことだった。 最初は、移ろうかと思った。一年で60万もの違いが出るのなら、引っ越し代を払って移ってもそう損はないかな、この先また鴨川からいろいろ荷物を運んでこなくちゃならないのに、今でもういっぱいいっぱいだし、少しでも広いほうがありがたいもんな、と。 でも、また引っ越しする気力があるんだったら、どうせなら、もっと広いところを探すって手もあるんじゃないか? 今の住まいからの眺めは、たぶん東京の中でも三本の指に入るだろうと思うけれど、どんなに美しい夜景も、十ヶ月くらい毎日眺めたら、見飽きたとは言わないまでも、気はすんだ感じ。 贅沢な言い草なのはわかっている。なんて欲張りだ、と言われるであろうことも。 でも、このごろわかってきた。私が何かを欲しがるのは、手に入れることによって、その対象からすっかり自由になるためなのだ。一旦手に入れてしまえば、もう二度とそれを欲しがらなくてすむから。 で、こんなにテンパッているにもかかわらず、息抜きの時間を利用してはYahoo!不動産のページを覗き、できるだけ低予算で広い物件を探してみたりなどしているわけです。 せっかくだから、できれば今度はがらりと環境を変えて、浅草あたりの下町に住んでみたいなあ。 今現在のウォーターフロントはすべてが作りもののようで、だからこその美しさが堪能できたのだけど、なんだか反動のように人のぬくもりが恋しくなってきてしまった。 もっと猥雑な、もっと面倒くさい環境に身をおいたら、また新たなものも生まれるかもしれないし。 それに浅草界隈なら、たとえば普段着のきもので買い物カゴさげて出かけても、あたりから浮いたりしないだろうし。……うん、それ愉しそうだ。 そういうところに、つまり日々の暮らしがいろいろに愉しめそうな場所に、ちょっとはマジメに腰を据えて落ち着くべ。 生活の足元をある程度しっかりさせたほうが、仕事の面では大胆な挑戦が望める気がする。 と、いうわけで。 先日、とりあえず見つかった面白そうな物件を二つ、夕方さっそく見に行ってきたのでした。ビル一棟貸し、屋上つき、隅田川の花火大会一望。 でも……空振りでした。 だめだ、よくわかった。おいらもう、ちょっとやそっとの物件じゃ納得できないんだ。半端にリフォームされて「きれいに」なってたりするのが我慢ならないんだ。 こうなったら、スケルトンのオフィス物件か倉庫を、自分で好きに改造させてもらうしかないかも。 自慢じゃないけど(自慢だけど)私の手にかかったら、がらんどうの倉庫だって、ものすっごいカッコいいロフトに生まれ変わると思うんだけどな。 とはいえ。 物件については無駄足だったものの、何十年かぶりに雷門から仲見世通りを散歩して、それはそれでとても楽しかった。 途中、和装小物の店で、「波に千鳥」の透かし彫りをほどこした純銀の根付け(帯飾り)や、季節の扇子を買ってご満悦。 隣を歩く同居人に向かって、 「こんどさ、杏奈(姪の名前)の婚約式の日に、晴れたら着ようと思ってる、あの青い絞りの夏着物にさ。白い帆船の柄の、絽の帯を合わせるじゃない? で、帯留めを赤い枝サンゴにするじゃない? さらに今買った、波に千鳥の根付けを帯飾りにすれば、完璧、海がテーマのコーディネートができあがるわけよ。気分としては、「新しい船出を祝って」ってことなわけよ。それとか、たとえば紺地に細かい水玉の着物に、月の砂漠を行くラクダの帯をあわせれば、着物が満天の星空みたいに見えるしさ。同じ着物でも流水の帯をあわせれば、着物の柄は水しぶきに見立てられるしさ。五月には紺の琉球絣とかに、鯉の滝登りの柄の帯で、兜をかたどった帯留めをあわせて、さらに扇子の柄は菖蒲にして、端午の節句としゃれこんでみたり、とかさ。……そういうふうに、コーディネート全体でひとつの物語を作るのが、やたらと楽しくって、はまっちゃうわけなのよ」 私が熱く語ると、同居人は、ふうん、と気のない返事をして言った。 「そっか、なるほどね。あなたの場合、言葉で物語を作るとお金が入ってきて、着物で物語を作るとお金が出ていくわけだ」 …………。 くっそう。( ̄" ̄)d 【 diary 】 comments (x) trackback (0)
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2008
Jun 26 |
AM0:00
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文庫: 280ページ 出版社: 集英社 ISBN-10: 4087463036 ISBN-13: 978-4087463033 発売日: 2008/6/26 遠距離恋愛を始めたふたり。最初はうまくいっていたが、やがてかれんと連絡が全く取れなくなってしまう。気持ちまで離れてしまったのではないか。僕がそばにいなくても平気なのではないか。部活でのスランプからも抜け出せずに焦る勝利は、とうとう激情のままにかれんを深く傷つけてしまい…。ふたりの恋はどこへたどりつくのか―。切なく胸をしめつける人気シリーズ、第一シーズン完結。 【 works::おいコー文庫 】 comments (x) trackback (x)
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文庫: 280ページ