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top > 2009年04月 > 22日
2009
Apr
22
PM23:31

 携帯のアラームが鳴って、先ほどヨレヨレと起きたところ。
 ちょうど二時間の仮眠。ヨーデルでも歌いたい感じ。ヨーレヒヨーレヒヨー。

 しばらく日記が抜けたけれど、毎日、いろいろと、仕事してます。
 コラムを書いたり、エッセイを書いたり、対談したり、取材を受けたり、新刊や文庫のあとがきを書いたり、資料を読みこんだり、新しい短編小説を書いたり。いや、最後のはまだ「書いたり」はしてないな。脳内シミュレーション中。
 でも――いやはや、いつ何が降ってくるかわからないもんだなあ。 考えて、考えて、身のあることが何一つ浮かばずに絶望してもなお考え抜いて、ふっとそのこと自体を忘れかけた瞬間にいきなり下りてくるものがある。ああ神様ありがとう感謝しますありがとうありがとうありがとう! みたいな瞬間が。
 ま、要するに私が ネ申、なんだけどねー、ほーほほほほ!(๑→ܫ←๑)ノ

 ……冗談はさておき。

 ほっとした。ものすごく。

 さ。書くぞ。

    ※   ※   ※

 しかし今年は、ずいぶんと真面目に仕事してるなあ。
 本も、けっこう出ます。といっても単行本と文庫本あわせれば、の話だけれど。それも、いままでのペースに比べれば、の話だけれど。
 すでに1月に『ダブル・ファンタジー』が出たし、5月の末にはジャンプJブックス版の「おいコー」シリーズ最新作『消せない告白』が出るし、6月半ばには「おいコー」文庫版の『蜂蜜色の瞳』がナツイチにラインナップされ、7月はとあるエッセイ集が某社から文庫化される予定。
 そして、ちょうどいま発売中の「小説すばる」で最終回を迎えた長編小説 『遥かなる水の音』 は、11月に単行本化されることになっている。それまでの間に、もしかするとあちこち大幅に手を加える、かも、しれない。まだ考え中です。 

 今年の後半にかけて始まる小説の連載も、少なくともすでに二つは決まっている。
 ので、なかなか息が抜けません。
 でもまあ、気力体力ともに、無理の利くうちが花だから。
 
   ※   ※   ※

 少し前のことだけれど、ネットのニュースで、杉並区の和田堀公園に棲息するカワセミのことを読んだ。雄が雌に小魚をプレゼントして求愛中なのだそうな。
 翡翠、と書いてカワセミと読む。色からいったら、翡翠というよりは瑠璃じゃないかと思うんだけどね。

 八年くらい前、鴨川の山の中に三千坪の荒れ地を見つけ、農場を開拓しはじめた最初の頃。見よう見まねででっかいユンボ(パワーショベル)の操縦を習得し、池を掘って川の上流から水を引いた。
 何日も何日もかけて掘った土を別の場所へと移し、あたりを平らに均し、ようやく水の澄んできた池のほとりに初めて株立ちのネコヤナギを一本植えつけた、まさにその夕方――西日にきらきらする川のほうから、瑠璃色の弾丸がすーっと飛んできて、私の植えた木の枝にとまった。
 涙がでた。

 東京に移り住んだ今だって、一歩おもてに出れば春まっさかりなのだけれど、花を見ても風を嗅いでもいちいちきゅうきゅうと胸がしぼられるばかりなのは、その春に「参加してない」からなんだろうと思う。私とは無関係なところで、今年の春がどんどん過ぎていってしまう。置いてきぼりの焦燥感。
 
 ああ、早く原稿を仕上げて玄関前に花壇を作ろう、とあらためて思うのでした。

 (↑ だったらこんなの書いてないで早く原稿書けよ!)

 (↑ 担当諸氏の心の叫びを代弁してみました)

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