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top > 2001年09月
2001
Sep
06
PM12:00



 すっかり秋めいてきましたね。空はみずみずしいし、光の粒子はさらさらだし。
 カモガワの我が家のまわりでは、夜になるとコオロギや鈴虫や松虫や、その他さまざまな虫たちが美しい声を披露してくれています。嗚呼、これからだんだん涼しく寒くなっていくのねえ、と、せつないことしきり。
 ところが。
 一夜明けて朝になると、庭はかくのごとく朝顔の花盛り。夏休みの象徴ともいうべき花のくせに、まだまだ、まだまだ、まだまだ咲き続けるつもりらしいのです。
 この朝顔、「ヘヴンリー・ブルー Heavenly Blue」という詩的な名前の西洋朝顔でして、ふつうの朝顔と違って昼近くまで咲き続けてくれるのが特徴です。モノカキのごとき夜型人間にはもってこいだし、まさにこの世のものとは思えないような青の色が大好きで、私は毎年この朝顔を植えています。
 いちばん最初にこの花の種を買ったのは、今でも覚えてるけど、シカゴの近くのオマハという街の種苗屋さんでした。たまたま、向こうで借りていた車のタイヤが高速道路でパンクして(死にかけた)、スペアタイヤのままでは長く走れないので何とかしてもらおうと最寄りのレンタカーオフィスに駆け込んだ時のこと。無事に車を取り替えてもらって、カフェでほっと一息ついた、その隣に、種苗屋さんがあったのでした。
 薄暗い小さなお店の片隅の、ホコリをかぶったラック。そこに並んだいくつもの種の袋の中に、真っ青な朝顔の写真と「Morning-Glory Heavenly Blue」という文字を見つけた時の清冽な感動。迷うことなく、そこにあった二袋を買って、翌年庭にまいて・・・・。
 今では日本でも容易に手に入れられるけれど、私にとってこのヘヴンリー・ブルーは、きっといつまでたっても特別な花なんじゃないかと思います。
 なんたって、もう少しで本物のヘヴンを見るとこだった直後に出逢った花ですしね。


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