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top > 2004年03月
2004
Mar
05
AM0:00

大型本: 28ページ
出版社: 集英社
ISBN-10: 4834250474
ISBN-13: 978-4834250473
発売日: 2004/3/5

1970年代のアメリカの小さな町ハップヴィル。町のリトルリーグのコーチをつとめるピーボディ先生は少年たちの人気者。そんな先生に、ある日おかしな噂が…。マドンナによる、子供達と大人になった子供達のための絵本。


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2004
Mar
08
AM0:00

Dear Friends,

 いよいよ春らしくなってきましたね。
 我が家の庭では、今年もミモザの樹が花盛りです。
 あ、ミモザの花って、ご存じですか? ここのトップページで、青いガラスの小瓶(むか~しのヴィックスヴェポラッブの瓶)に活けてある、あの黄色い花がそうです。
 今ごろの季節になると街なかでも時々見かけますよね。つい数日前も仕事で東京広尾に出かけたら、小さな広場の片隅の、小さなお花やさんの店先で、レトロな感じの自転車のカゴに山もり飾ってありましたっけ。私自身、大好きなものだから(学生時代、スペインを旅した時に見た思い出の花なの)『キスまでの距離』にも『BAD KIDS』にも登場させたくらい。もしお暇でしたら、どのへんに出てきたか探してみてね。

 えー、ここでお知らせです。
 今年に入って初めての本が、3月5日から店頭に並んでいます。
 大きめの絵本で、タイトルは『ピーボディ先生のりんご』――といっても今回は私が一から作ったお話ではなく、そのかわり初挑戦の翻訳本。原作は、あのマドンナです。
 シリーズで全五冊出るうちのこれが二冊目で、一冊目の『イングリッシュ・ローズィズ』は江國香織さんの訳ですでに発売中。世界じゅうで様々な言葉に翻訳されている上、たとえば今回私の訳した『Mr. Peabody's Apple』はアメリカではすでに九十万部を突破しているという……。さすがはマドンナ、ですね。
 絵本というと、日本ではあくまでも子どものためのものというふうに受け取られることが多かったけれど、このところのファンタジーブームも手伝ってのことなのかな、そのあたり、ようやく欧米の感覚&文化に追いついてきた感じ。まだ少しずつではあるけど、日本でも、大人が自分のために(つまり自分の心を慰めたり満たしたり磨いたりするために)絵本を買うことがふえてきたようです。
 『ピーボディ先生のりんご』も、語り口は子どもでも充分わかるくらいやさしいけれど、中身はかなりシリアスな話。一人の少年が早とちりから言いふらしてしまった噂が町じゅうに広まって、大好きな先生を追いつめてしまうのです。
 自分の口にした言葉で誰かを傷つけてしまった経験や、取り返しのつかないその一言への後悔。そういうものって、きっと誰もが、心に刺さったトゲみたいにかかえているのではないでしょうか。絵本の帯にも書きましたが、私たちはみんな、ふとした瞬間に加害者になってしまう。そのことを、『ピーボディ先生のりんご』はやさしく教えてくれています。
 米国で超有名なイラストレーターがつけた挿し絵も、まさに古き良きアメリカという感じがしてとても素敵で、とくにクライマックスともいえる羽根のシーン(くわしくは本を見てみてね)は、きっと読む人の胸にいつまでも残るであろう名場面だと思います。
 私の初めての訳もあわせて、気に入って頂けると嬉しいのですけれど。

 でも花粉症の人にはまだしばらく大変な日々が続きますね。
 うちにも一人、ひどい花粉症の人間がいるもので、今年はせっせと庭のペパーミントを株分けして増やしているところです。テレビでペパーミントのお茶が効くって言ってたから……って、去年はそれでレモンバームを植えたんだけどな。まったく、何を信じていいのやら(笑)。

 それでは、またね。
 いつも書き込んで下さってありがとう。
 すべて、たいせつに読ませて頂いています。



愛をこめて
From YUKA

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