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top > 2008年04月
2008
Apr
02
AM4:22

 四月一日、午後一時、空っぽになった仕事場で、管理会社の担当者と待ち合わせて引き渡しの立ち合い。
 がらんとした部屋が、せつない。
 この物件に一度住んでしまうと、ほかはどこを見てもみんなフツーに見えちゃうんですよね、いつかご縁があったら次はぜひメゾネット階に住んでみたいです――と言ったら、ムラヤマさんならぜひぜひ、と言ってもらえた。
 敷金から引かれる費用も、数ヶ所のプラスター壁の塗り直しとハウスクリーニング代くらいで済みそうだ。
 ……よかった。銀次が爪研ぎでバリッバリに剥がした、しわしわの和紙の壁紙――ちぎれた和紙の断片をスプレー糊でいちいち貼り付け直して補修しておいたのは、見破られずに済んだみたい。
 手間暇かけた甲斐があったよ。


 戻ってからひとり、ごそごそと段ボールの片づけ。
 原稿も気になるけど、とりあえず通り道くらいは確保しておかないと、火事になったら逃げ遅れて焼け死んじゃいますもの。

 夕方、「おいしいコーヒーのいれ方」WEB連載担当のN村さんから電話があって、

「で、いつまでお待ちしましょう?」

 ……ううう、すみませんが、来週明けまで待ってもらえませんかのう。一日や二日延ばしてもらったところで週刊文春「W/F」の〆切があるので同じことなんです。週明けには必ずお納めしますから、どうでしょう、無理でしょうかのう……。

「や、無理と言うことはありませんが、その、週明けこそ『必ず』頂けるという根拠は?」

 ものすごく率直にそう訊くN村さん。
 
「こ……今週末は、引っ越ししませんもん!」

 ――ムラヤマ、ケツに火がついてます。

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2008
Apr
06
PM16:59

 〆切明けたらまた来ます……(TÅT)

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2008
Apr
07
AM5:35

 午前4時45分、『おいしいコーヒーのいれ方』web連載、今シーズンぶんの最終回を脱稿。
 まさかほんとに終わるとは、自分でも思ってなかった。←おい。
 ああ……燃え尽きたよ。

 いやはや、今回はしんどかった。
 正直なところ今年は、もうひとつの連載――「W/F」のほうにエネルギーのほとんどを吸い取られている、というのも原因の一つだろうと思うが、これは最も言い訳にしてはならん種類の言い訳だわな。

 月曜(つまり今日)の午後早い時間がぎりぎりの〆切だというので、必死に脳みそを絞って最終話を考えるのに、アイディアのアの字も浮かばず、土曜の夜の段階ではいっそどこかへ失踪してしまいたい気分になっていた。
 苦しい。ああ、くるしい。「おいコー」でこんなに苦しむとは思わなかった。どうしよう、ほんとに、なけなしの才能の欠片までどっかへ消え失せたんじゃないか。
 ――「書けない」なんてほざく奴のほとんどは、「書けない」んじゃなくて、ただ「書かない」だけなんだよ。
 以前誰かに言われたそんな言葉を、自分に向かって繰り返してみるのだが、ちきしょう、書けないったら書けないんだよう、書けないもんは書けないんだよおおおおおっ。

 (暗転)

 突破口は、思いがけない方角へ、いきなりひらいた。
 というか、たまたま友人と交わしていた全っ然関係ない話題をきっかけに、突破口のほうからものすごい勢いで私に体当たりしてきた感じ。ふっとばされそうだった。
 書くことが、書きたいことが、見つかりさえすればもうこっちのものだ。
 日曜の夜8時からついさっきまで、正味約八時間ほどで、三十枚余を一気呵成に書きあげる。

 とはいえ、この巻ではまだ、あくまで序章。物語が動くのは次巻になるので、最後のほう、いかにも「続く」という終わり方になったけれど、独立した番外編(来週が〆切)もつけることだし、よしとしましょう。
 この巻は、全体を俯瞰すれば「おいしいコーヒーのいれ方~セカンドシーズン」序盤の布石って感じだな。いろんなサイドストーリーが、またここから生まれていくであろう、ということで。
 誰が書くんだろうと思うと、また失踪したくなりますけどね。


 で、腰、である。
 昼間、パスタを茹でながら、銀次の〈抱いて抱いて攻撃〉にとうとう根負けして抱きあげたら、瞬間、椎間板が、ズル、とずれた。
 やば! と思った時はもう遅い。痛て……痛ててててて。
 なんで? なんでよりによってこんな時に!

 パソコンの前で座りっぱなしの姿勢でいると固まってしまって、次に立つ時はおばあさんみたいに腰が曲がったまま伸びやしない。

 痛いです。マジ、痛いです。とほー。

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2008
Apr
08
PM17:35


 
 先日、友人の甥っ子と姪っ子が泊まりで遊びに来た。
 世間は春休みなんだよな。忘れていた。
 夜、姪っ子のほうを連れて近所のスーパーまで買い出しに行った。 五年生といえば11歳か。私も、これくらいの娘がいても全然おかしくない年なんだよなあと思うと、一緒に買い物カートを押しながらなんだかすごく不思議な気分だった。疑似母親体験、みたいな感じ。
 子供の相手は疲れるけれど、新鮮だ。ものを見る視線、視点が大人とは全然違っていて、時折はっとさせられる。

 二日目、昼過ぎにはみんなで出かけた。
 子供らのリクエストにこたえて東京タワーへ行ってみたものの、春休みなのでとんでもない混雑。あきらめて足もとの増上寺で花見をすることに。
 帰りに門の前でひらかれていた植木市で、しだれ桜の鉢植え(と盆栽の中間くらいの)を買った。
 半分居眠りしていたおじさんを起こして、
「桜と久留米ツツジ、両方買ったらおまけしてくれる?」
 と言ったら、久留米ツツジはタダで付けてくれた。

 写真は、リビングに置いたしだれ桜の鉢植えです。
 もみじも銀次も、どうやら花見を堪能した模様。





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2008
Apr
10
PM23:51

 

 ね、眠い……(。_゜)
 が、しかし、今夜は寝られません。つーか、「寝れません」(ら抜き表現)のほうが、今の気分に近いわいな。

 ただいま鋭意、「W/F」と格闘中。
 〆切を金曜の夕方まで延ばしてもらったはいいけど、昼までには朝日新聞のビジュアル本コラムも書いて送らなくちゃいけないし、たとえそれが二つとも間にあっても、すぐに「おいしいコーヒーのいれ方」の番外編に取りかかって週明けには納めなければいけない。
 考えると気が遠く、いや、気がおかしくなりそうです。
 ああ――マジで失踪しよっかなー…… (TÅT)

 写真は、くしゃみ寸前のもみじ。
 花粉症の皆さま、どうぞおだいじに。
   

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