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2008
Jun
07
AM2:08



 本日の写真は、執筆中に私のおなかと机の間でまったりくつろぐ、もみじさん。
 ……重いです。つか、書けないのでどいてください。

 腰、昨日の午後あたりから、だいぶ復調してまいりました。膝に片手をつけば、もう一方の手で床のものも拾えます。
 いちばん痛いのは、くしゃみの瞬間かなあ。ハ、ハ、となるたび、慌てて何かつかまるものを探しております。
 三、四日前に一旦治りかけているように思えたのだけど、調子に乗ってちょこっと無理をしたら、思いっきり逆戻りしてしまったのだった。いやはや、年を取ると回復が遅いもんだねえ。

 二度目に整体の先生(もとボクサーというコワモテのおっちゃん)に診てもらった時、その後どう、と訊かれ、
「筋肉痛が取れてきたぶん、ようやく本当に痛めた部分がどこだかわかるようになりました」
 と答えたら、先生、ぽん、と掌を打ち、
「そうか! 筋肉痛ねえ! 考えてみりゃあそうだ、そんだけ長いこと馬に乗りゃあ、そりゃ筋肉痛にもなるわなあ! いやあ、そんじゃあ俺、こないだ間違えたわ。あんたがあっち触ってもこっち触ってもやたらと痛がるもんで、こりゃよっぽどひどく内臓やられちゃってんなーと思ったけど、そっかあ、なんだ筋肉痛かあ」

 ……先生。そりゃないよ。(TÅT)

 とはいえ、初診の時点での体の歪みに関しては、開業して十五年以上たつ先生が「あんなの初めて見た」というくらいひどかったらしいので、やっぱり診てもらってよかったんでしょう。実際、この日も帰りがけには立位体前屈がラクラク出来るようになっていて、まるで魔法を見せてもらったみたいだった。
 いや、そのせいでつい、調子に乗っちゃったんですけどね。帰り道、バイトへ行く同居人と上野の駅前で運転を交代したあと、ひとりで日本橋三越の呉服売り場(広くてびっくら!)に寄って、老舗竺仙のゆかた兼夏着物を仕立ててもらったのであります。

 一般的な浴衣は綿コーマといって、平織りの木綿にプリントか染めを施したものなのだが、うっすら透ける綿紅梅や絹紅梅や絽、それに織地に特徴のある綿麻紬の浴衣などは、半衿と足袋をあわせて名古屋帯でも締めれば夏着物として充分お出かけに着られる。
 で、いろいろと反物をあてては鏡の前で迷い、売り場のおねえさん、おにいさんにも相談に乗ってもらった結果、生成りの地に藍でアヤメが大きく描かれた柄に決めた。いわゆる奥州小紋だけど、藍よりは生成りの分量がずっと多いので明るい感じです。
 ついでに、淡いブルーのぼかしの帯揚げと、琉球絣の鼻緒をすげたパナマ台の草履も購入。いざ足袋をはいたときは草履、それもせっかく夏なんだからエナメルじゃなくて自然素材が粋ってもんでしょ。

 ……って、ちょっと待て、私。
 このままじゃ、お金に羽がはえて飛んでくばかりじゃんかよ……(TÅT)

 着物にはまると怖い、というのはこういうことを言うんだろうなあ。
 まあ、あたしゃ豪華できらびやかな訪問着とかにはまったく興味ないけど、宮古上布や大島紬なんかには出来るだけ近づかないようにしようと思います。……ます。

 
 そうそう、二、三日前、家でも普段着のきものを着てみた。そのまま、おさんどんもしたし、原稿も書いた。
 腰椎ベルトにプラスして、伊達締めの上から帯をきゅっと結ぶと、腰まわりがすごくしっかりして楽ちん。
 腰痛のときは着物。――新発見。

 さ、明日(もう今日)は米子でサイン会。その翌日は千葉へ戻ってきて、再びサイン会。
 早く寝なくちゃ。せっかく来て下さる人たちに、眠たい顔で会うわけにいかないもんね。

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2008
Jun
16
AM3:45

 うわあ、十日ぶりだ。 すみません。

 7日と8日はサイン会だった。米子では、お客さんが104人。翌日の千葉では、197人。
 皆さん、HPを楽しみに見ていると言って下さったり、腰の具合を心配して下さったり、ありがたい限りでした。実際、腰は正直まだ痛かったけれど、来て下さった人たちの濃い想いがまっすぐに伝わってくると、なんだかすごく元気が出る。
 ほんとうに、感謝です。

     ※

 で、先週は取材があったり、ラジオの収録と生出演が二日続けてあったりと、そんなこんなで日記がちっとも書けなかった。
 加えてプライベートで心がばたばたしたせいでもあるのだけど、それについては書きません。とにかくおいらは、今度こそほんとうに痩せてやると固く決意しました。やるといったらやるよ。(TÅT)

 というわけで、先週あたりから、まずはその日に食べたものを全部書き出すようにしている。それだけで、口に入れるものに対して意識的になる。
 甘いジュース類は断ち、ペットボトルに濃縮レモンと水を入れて自作。そうやってできるだけ水分を摂っては、こまめにトイレに通う。

 火曜日は富士山の溶岩浴で友人とおしゃべりしながら汗を流し、翌日の水曜日は、こんどは一人で同じ店へ、しかも自転車で片道20分かけて出かけていき、ホットヨガのクラスを受けてきた。
 溶岩のスレートが敷きつめられた熱い部屋で、先生の指導のもと次々に、なんちゃらかんちゃら、とインドっぽい名前のついたポーズを取っていく。レンタルの厚地の作務衣が、見るまに汗を吸って黒く重たくなる。
 60分の間に富士の天然水とやらをきれいに一リットル飲み干したというのに、すぐにはおしっこも出なかった。ぜんぶ汗になってしまったらしい。
 それにつけても、知らないうちに体が硬くなっていることにショック。前屈が思うように出来ないのは、腰の痛みのせいばかりじゃなくて、おなかの肉がじゃま! という身も蓋もない事情のせいもあるのだけれど。
 
 腰の様子を見ながら、ぼちぼち腹筋運動も始めよう。
 骨盤を回せば痩せるのなら、洗いものをしながらでもぐるぐる回そう。
 そう、やるときゃやるんだよ!

 ――とかいって。
 本日、夜中の二時過ぎ、出かけた先から戻った同居人が、あんこのお菓子が食べたいと言いだした。
 先日サイン会でお世話になった米子の書店の、シャチョーサン自らが買って送ってくれた和菓子で、カステラの間に四センチもの厚さで粒餡が詰まっている。これがまあ、危険なほど美味しいのですわ。 
 
 結局、誘惑に負けて、私まで付き合ってしまった。
 全然だめじゃん……(TÅT)

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2008
Jun
26
AM0:00

文庫: 280ページ
出版社: 集英社
ISBN-10: 4087463036
ISBN-13: 978-4087463033
発売日: 2008/6/26

遠距離恋愛を始めたふたり。最初はうまくいっていたが、やがてかれんと連絡が全く取れなくなってしまう。気持ちまで離れてしまったのではないか。僕がそばにいなくても平気なのではないか。部活でのスランプからも抜け出せずに焦る勝利は、とうとう激情のままにかれんを深く傷つけてしまい…。ふたりの恋はどこへたどりつくのか―。切なく胸をしめつける人気シリーズ、第一シーズン完結。

works::おいコー文庫 】 comments (x) trackback (x)
2008
Jun
26
AM6:47

 この前の日記に、うわあ十日ぶりだ! と書いたら、今度は十一日ぶりでございます。すみません、すみません、すみません。

 このところ日記が間遠になりがちなのは、ヤバイからです。
 何がって、仕事がです。
 来月一日にはアメリカへ発つというのに、まだ週刊文春連載の『W/F ~ダブル・ファンタジー』を最後まで書きあげていないし、おまけに某大先生が昔お書きになった小説の、文庫(復刊)解説の仕事まで舞いこんできた。御自らのご指名とまで言われたら、こ、こ、断るに断れないじゃないの~っ (>_<。)
 さらには、29日の日曜日に、姪っ子が町田の教会で婚約式をするという。仲良し兄貴からのたっての頼みじゃ、行かないわけにいかないじゃないの~っ (^~^)

 というわけで、かなりテンパッてます。

 の割に、突然ですが、ほんとに突然ですが、またまた引っ越しを画策中だったりする。
 きっかけは、今住んでいるマンションのすぐ上に位置する空き部屋の家賃が、うちより6、7畳広いのに5万円以上も安い、という驚愕の事実を知ったことだった。
 最初は、移ろうかと思った。一年で60万もの違いが出るのなら、引っ越し代を払って移ってもそう損はないかな、この先また鴨川からいろいろ荷物を運んでこなくちゃならないのに、今でもういっぱいいっぱいだし、少しでも広いほうがありがたいもんな、と。
 でも、また引っ越しする気力があるんだったら、どうせなら、もっと広いところを探すって手もあるんじゃないか? 今の住まいからの眺めは、たぶん東京の中でも三本の指に入るだろうと思うけれど、どんなに美しい夜景も、十ヶ月くらい毎日眺めたら、見飽きたとは言わないまでも、気はすんだ感じ。
 贅沢な言い草なのはわかっている。なんて欲張りだ、と言われるであろうことも。
 でも、このごろわかってきた。私が何かを欲しがるのは、手に入れることによって、その対象からすっかり自由になるためなのだ。一旦手に入れてしまえば、もう二度とそれを欲しがらなくてすむから。

 で、こんなにテンパッているにもかかわらず、息抜きの時間を利用してはYahoo!不動産のページを覗き、できるだけ低予算で広い物件を探してみたりなどしているわけです。
 
 せっかくだから、できれば今度はがらりと環境を変えて、浅草あたりの下町に住んでみたいなあ。
 今現在のウォーターフロントはすべてが作りもののようで、だからこその美しさが堪能できたのだけど、なんだか反動のように人のぬくもりが恋しくなってきてしまった。
 もっと猥雑な、もっと面倒くさい環境に身をおいたら、また新たなものも生まれるかもしれないし。
 それに浅草界隈なら、たとえば普段着のきもので買い物カゴさげて出かけても、あたりから浮いたりしないだろうし。……うん、それ愉しそうだ。
 そういうところに、つまり日々の暮らしがいろいろに愉しめそうな場所に、ちょっとはマジメに腰を据えて落ち着くべ。
 生活の足元をある程度しっかりさせたほうが、仕事の面では大胆な挑戦が望める気がする。
 
 と、いうわけで。
 先日、とりあえず見つかった面白そうな物件を二つ、夕方さっそく見に行ってきたのでした。ビル一棟貸し、屋上つき、隅田川の花火大会一望。
 でも……空振りでした。

 だめだ、よくわかった。おいらもう、ちょっとやそっとの物件じゃ納得できないんだ。半端にリフォームされて「きれいに」なってたりするのが我慢ならないんだ。
 こうなったら、スケルトンのオフィス物件か倉庫を、自分で好きに改造させてもらうしかないかも。
  自慢じゃないけど(自慢だけど)私の手にかかったら、がらんどうの倉庫だって、ものすっごいカッコいいロフトに生まれ変わると思うんだけどな。


 とはいえ。
 物件については無駄足だったものの、何十年かぶりに雷門から仲見世通りを散歩して、それはそれでとても楽しかった。
 途中、和装小物の店で、「波に千鳥」の透かし彫りをほどこした純銀の根付け(帯飾り)や、季節の扇子を買ってご満悦。
 隣を歩く同居人に向かって、

「こんどさ、杏奈(姪の名前)の婚約式の日に、晴れたら着ようと思ってる、あの青い絞りの夏着物にさ。白い帆船の柄の、絽の帯を合わせるじゃない? で、帯留めを赤い枝サンゴにするじゃない? さらに今買った、波に千鳥の根付けを帯飾りにすれば、完璧、海がテーマのコーディネートができあがるわけよ。気分としては、「新しい船出を祝って」ってことなわけよ。それとか、たとえば紺地に細かい水玉の着物に、月の砂漠を行くラクダの帯をあわせれば、着物が満天の星空みたいに見えるしさ。同じ着物でも流水の帯をあわせれば、着物の柄は水しぶきに見立てられるしさ。五月には紺の琉球絣とかに、鯉の滝登りの柄の帯で、兜をかたどった帯留めをあわせて、さらに扇子の柄は菖蒲にして、端午の節句としゃれこんでみたり、とかさ。……そういうふうに、コーディネート全体でひとつの物語を作るのが、やたらと楽しくって、はまっちゃうわけなのよ」

 私が熱く語ると、同居人は、ふうん、と気のない返事をして言った。

「そっか、なるほどね。あなたの場合、言葉で物語を作るとお金が入ってきて、着物で物語を作るとお金が出ていくわけだ」

 …………。

 くっそう。( ̄" ̄)d

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